遠投強化に効果的な7つのトレーニング
ラクロスにおいて遠投は、速攻を狙ったり、DFの視線を大きく振り、優位な試合展開を作ることができます。
しかしながら、腕の力だけに頼って遠投をすると、乱れたフォームができ、不安定な投球になってしまうため、パスカットをされ、逆に不利な状況を招く要因にもなります。
そこで今回は、遠投においてどうカラダを使ったらより効率的かを考えつつ、より安定した遠投を習得するのための、カラダの土台となるトレーニングをご紹介します!
目次
1.遠投強化のフィジカルポイント
1ー1.体重移動と体幹の回旋
腕の力だけでの投球にはスピードも距離も限界があります。
腕の力にプラスして、体重移動や腕を引く動作を加えることで投球のエネルギーを生み出すことが出来ます。
また、体幹の回旋動作(カラダを捻る動き)を入れることで、よりスピードを速めたり、距離を伸ばしたりすることが出来ます。
1ー2.肩関節まわり、下半身の強化
投球動作自体かなりの肩関節まわりの負荷がかかります。
障害予防、パワーの強化を含め、負荷に耐えられる強い肩関節、肩甲骨まわりの筋肉の強化が重要です。
また遠投などの投球動作は上半身の強化だけでなく、下半身からの力の伝達を強化することも重要です。
上半身だけに注目しがちですが、土台となる下半身の強化も行いましょう。
2.遠投強化のトレーニング
2ー1.ソラシックローテーション
【ポイント】
・首や肩に力が入らないように注意
・体の軸が左右にブレないように行う
【効果】
・ひねりの可動域が上がることで、遠投の強化に効果あり
【セット数】
・10回×2set(左右)
2ー2.バックエクステンション
【ポイント】
・首や肩に力が入らないように注意
・腰が過度にそらないように気をつける
【効果】
・肩甲骨と股関節の動きを連動させることで、遠投の強化に効果あり
【セット数】
・10回×2set(左右)
2ー3.チューブ・ワンハンドローイング
【ポイント】
・体の軸がブレないように注意
・前脚側の手を前に出すように行う
【効果】
・下半身を安定させ、体幹をひねることで、遠投の強化に効果あり
【セット数】
・10回×2set(左右)
2ー4.スタンディング・クロスモーション
【ポイント】
・腰がそらないように注意
・体全体で弧を描くように行う
【効果】
・肩甲骨と股関節の動きを連動させることで、遠投の強化に効果あり
【セット数】
・10回×2set(左右)
2ー5.ランジツイスト
【ポイント】
・膝が内側に入らないように注意
・体の軸が左右にブレないように行う
【効果】
・下半身を安定させ、体幹をひねることで、遠投の強化に効果あり
【セット数】
・10回×2set(左右)
2ー6.ツイスト
【ポイント】
・体の中心で肘と膝を合わせる
・反動をつけず、なるべくゆっくり行なう
【効果】
・体幹をひねる力をつけることで、遠投の強化に効果あり
【セット数】
・10回×2set(左右)
2ー7.プッシュアップツイスト
【ポイント】
・首や肩に力が入らないようにする
・お尻が上がらないように注意
【効果】
・体幹をひねと肩甲骨の安定性を高めることで、遠投の強化に効果あり
【セット数】
・10回×2set(左右)
3.まとめ
今回は遠投に効果的なトレーニングをご紹介しました。
遠投というと「肩、腕を鍛える」という認識になりがちですが、「体重移動」「回旋動作」「肩関節の安定性」「下半身の安定性」なども強化することで、安定した遠投や投球動作に繋がります。
これらの強化は遠投だけでなく、ラクロスの様々な動作の土台にもなるので、ぜひ皆さん実践してみてください!