Q1:ベーシックコースを受講して、お仕事での変化はどうでしたか?

まず最初に変わったのは触診技術の向上ですね。
触っているときに解剖実習で、ご献体が実際に目の前にいるっていうのが、やはり脳の中でフラッシュバックしますので、触っていても「あぁ今この組織や」ってなります。
そして「この組織があったら、次にここにこれがあるよね」というのが透けて見えるような感じのイメージになるんですよね。なので、筋肉を捉えることだったり、神経を捉えることがよりスムーズになって、施術時間の短縮にもなりますし、体の変化というものも
短時間で大きな変化が出るようになりました。

あとは患者さんからも「澤田さん変わりましたよね」という言葉をいただきました。
これもハワイに来て、環境の変化、当時(前回)は海外が初めてだったので、 価値観の変化も大きかったし、解剖実習で実際にご献体を触って自信にもなりました。
それが自分のあり方に表れてきて、 それを患者さんが感じ取って、そういった嬉しいお言葉をたくさんいただきましたので、よりまた頑張ろうかな、次も参加しようかなと思いました。

Q2:2回目の解剖実習に参加した感想をお聞かせください。

自分なりにも課題と目的を持って参加させていただきました。
僕の目的としては、脳と子宮、あとは知り合いの治療家にも頼まれていた TFCC(三角繊維軟骨複合体:手の小指側にある軟骨)をちゃんと見たいなと。それが衝撃吸収とかをしているのを、実際にそのものを見たいなと思い、そこも今回見させていただきました。

解剖実習に参加して思うのは、普段見れないところを解剖してみることになるので、特に脳とか目とか、内臓まわりとかも普段では絶対に見られないところなので、今回は自分の施術にも活かしたいというのもありました。
自分の中の「人間を知りたい」という感情と理念をもとに、今回、脳の凄さだったり、脳の構造の理解をより深めるだったりとか、あとは髄膜、膜のつながりの大切さ、あとは膜の受容器ですね。固有受容器の感覚の全身のつながり、そこからどういう風に派生していくかというのが、自分の中でも感動した部分です。

あともう一つは、 先生とのディスカッションがめちゃくちゃできて、今回でいうと頭痛のこと、子宮、生理痛の事でもディスカッションができました。
自分の中の施術との相違点を先生と共有して、先生の意見を吸収できて、どちらが正解とかはもちろんないので、ディスカッションをもとに、その人の症状に合わせて処方してあげたら、もっと患者さんを笑顔にできるなと思いました。

今回の解剖実習で、 よりグレードアップできたなと思います。ぜひ三回目も参加して、もっともっと自分を成長させて、もっと患者さんを笑顔にしていきたいなと思っていますので、今後ともよろしくお願いいたします。

ハワイ大学解剖実習の詳細

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